第14回「キッチン南海」〜ネタを求めて三千里〜

今日はキッチン南海である。この店は、服部もよく行く。

服部は、「海老、しょうが焼」800円を、田野倉は、「しょうが焼、チキンカツ」670円を頼んだ。実は、服部は、しょうが焼きが好きである。自分で作ったりもする。作るときは、当然こだわる。服部は、以前デニーズで勤めていたが、そこでしょうが焼きを作るときは、スタンダードを無視し、服部流で作っていた。

しかし、ネタがない。店内を見回すと、ルノワールが飾ってある。何とも不釣り合いだ。ちなみに服部はルノワールが好きである。

この絵は、『船遊びの昼食』である。1880年から1881年の作品だから、早稲田大学ができる前である。ちなみに、この絵は、列席者一人ひとりの個性が入念に造形され、時として幾人かの人物が孤立している。にもかかわらず、この絵は全体にわたる調和を備えている。セーヌ河を見晴らすこの郊外のレストランでは、全ての男女が完全にくつろいでおり、周囲を取り巻く環境も、ルノワールがこのテラスの情景に設定した時間や場所の統一性を補完している。
早稲田生も、個性豊かだが、全体として、調和している。。。その舞台が、この「キッチン南海」であるとすれば、、、
もし、キッチン南海の店主がそのことを考慮して、この絵をかざっているのなら、キッチン南海の店主はかなり教養があるだろう。

さて、特にネタはなかった。その時、田野倉が、「ここでキッチンニュー南海に行ったらおもしろくない?」と言ってしまった。
かなり、おなかは満たされている。しかし、ここでやめたら、、、
男たちの無謀な挑戦が始まった。

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