第4回「二郎」〜胃袋の限界に挑戦〜

吾等が宿敵、三田は慶應義塾のそばにあった「二郎」という名のラーメン屋が果敢にもAWAY早稲田に進出してきた。これはいわば慶應からの挑戦状。入社以来、「進取の精神」を植えつけられてきた服部は挑戦しようとするもそれは困難を極めていた。これは胃袋の限界に挑戦する男たちの物語である。

浜本がカマンベールで倒れ、しばらく資金調達に専念することになった。メンバーは大きく変わっていた。メンバーは、田野倉、庄司、豪。各部署から集められたエリートばかりだった。現場主任服部は心強かった。とくに田野倉は情報部からの引抜だったが、その戦闘力はザーボンさんのスカウターが壊れてしまうほどだった。田野倉の情報によると「二郎」には、小盛と大盛しかなく、必ず大盛を頼まなくてはいけないと主張した。すでに現地視察を終えていた庄司も同じことを言う。

初めての豪と服部は助言どおり大盛にした。庄司を見ると、小盛を頼んでいる。庄司は逃げたのだ。

店は異様なほど人気がある。さぞかしうまいのだろうとメンバーは心躍らせた。セルフサービスの冷たくないお水。だから、お店に自販機が置いてあり、飲み物を飲みたい人はそこで飲み物を買う。

↑(左)庄司の小盛。(右)大盛。二つの写真はほぼ等倍である。

庄司の小盛を見て、これならいけると思った豪と服部は大盛を見た瞬間に言葉を失った。田野倉スタンダードだった。しかし、そんな中、情報部からの引き抜き田野倉はその力を発揮した。強力な社員である。(写真下。プライバシー保護のために目を伏せています。

非戦闘民族の服部と豪は最後まで苦労した。豪はあまりのつらさに部下を二人呼んだが、ほとんど効果がなかった。途中店員が「こんなのまかないで毎日食べていたら、(以下略)」と語っていた。プロジェクトは困難を極めた。食っても食っても量は減らず。もはやラーメンを食べているという意識はなかった。おなかをいっぱいにするためにやってきたのに、すでにそれは通り越し、精神修行の場へと変わっていた。服部らは在野精神と山○ンで鍛えた持久力で慶應を負かした。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送